今回のテーマは、「フラワー教室のターゲット設定とコンセプト設計」です。
これらを設計することは、フラワーアレンジメント教室の運営・集客において大切なことですので、ぜひ参考にしてください。
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ターゲット設定とコンセプト設計ってなに?
これから花教室を開業したり、ハンドメイド作家として活動していきたい方は、ターゲット設定とコンセプト設計を必ず考えましょう。
この言葉を理解していないと、欲しい成果が得られないかもしれません。
まずは言葉の説明から。
ターゲット
顧客のおおまかな属性のことです。例えば、「女性」「大人」「東京都に住んでいる」「40代」「家族構成」「趣味」などが挙げられます。
ペルソナ
ターゲットよりも細かく設定した、たった一人の理想の顧客像のこと。例えば、「48歳の女性。子供が2人で、上の子は高校2年生の女の子、下の子は中学3年生の男の子。朝は6時に起きて、夜は11時に寝る。趣味は……」のように、具体的な人物像を想像します。
コンセプト
一貫したテーマ、考え方、概念のこと。「誰に」「何を」「どのように」提供するのかを決めるのがコンセプト設計です。
教室業も販売業も、コンセプトを決めずにただなんとなく始めてしまうと、誰にも響かないものになってしまいます。
発信する側の私たちも、コンセプトやペルソナを定めていないと、誰に何を伝えたいのかが分からずブレブレになってしまうことも。
アーティフィシャルフラワー教室ココフルラージュの例
私のアーティフィシャルフラワー教室で例示してみます。
ココフルラージュでは、2つのフラワーレッスンを提供していました。(2024年12月現在、フラワーレッスンは中止しています)
1.資格認定講座: お花の基礎から専門技術をしっかり身に付け、主体的に学びたい人向けの本格派フラワー講座。アーティフィシャルフラワーアレンジの講師資格取得を目指せるカリキュラムを組んでいます。
2.マンスリーレッスン: 毎月気軽に楽しめる、趣味の範囲でリフレッシュしたい人向けのレッスン。季節のお花を使って楽しくアレンジメントを作ることを目的としています。
どちらもアーティフィシャルフラワー(造花)を使っていますが、ターゲット層とレッスンコンセプトは全く異なります。
なので、発信する文章や雰囲気も変え、それぞれ専用Webページを作っていました。
また、両方ともレッスンに動画を取り入れていたのですが、動画撮影時もこのコンセプトを元に企画・撮影・編集をします。
コンセプトが明確になると、「このレッスンはこういう人達のため」と頭の中で整理できるので、発信にも1本の軸ができるのです。
YouTubeチャンネルのターゲットとコンセプトは?
ココフルラージュのYouTubeチャンネルも同様に、ターゲットとコンセプトがあります。
ターゲット:在宅でお家にいながら花の仕事で収入を得たい30代~50代主婦の方
コンセプト:花の仕事で役立つ情報や考え方を提供する
フラワー教室のレッスンでも、
作品の販売でも、
レッスン動画の撮影でも、
どんな場合でも、「誰に」「何を」「どのように」提供する商品サービスなのかを決めることは、とても大切です。
マーケティングの勉強は花資格を取るのと同じくらい重要
私たち習い事教室の先生やハンドメイド作家さん達は、センスを磨いたり、技術向上のための資格取得には積極的に時間もお金も投資をするのですが、
こと集客や営業といったマーケティングの勉強に、時間とお金を投資しない方が多いように思います。
こんなことを言っている私自身もそうでした。
花資格を取っただけで【先生になれる⇒すぐお客様が来る】と思っていましたが、大まちがい!苦笑
教室開業して2ヶ月目に「このままじゃダメだ」と気づいて以来、現在もマーケティングの勉強を積み重ねています。
初心者の方が、ターゲット設定やペルソナ設定、コンセプト設計を自分なりにしたとしても、残念ながらたぶんまだまだ、ぼんやりしたものでしょう。
フワッとした発信では誰の目にも留めてもらえず、「何ヶ月経ってもお問い合わせが来ない」という悲惨な状態になってしまいます。
これを避けるには、プロに相談するのが早道ですよ。
まとめ
今回は、「フラワー教室の集客において最も大切なターゲット設定とコンセプト設計」について解説しました。
お花の先生としてレッスン開催したり、ハンドメイド作家として作品の販売をしたりするなら、まず最初に考えたい大切な部分。
お花の資格が取れただけでなんとなく始めてしまうと、誰にも見つけてもらえない発信になってしまうので、自分の頭を整理する上でも、ターゲット設定・コンセプト設計はきちんと定めましょう。
ココフルラージュでは、フラワーアレンジメント教室の集客運営サポートをしています。
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