数年はキレイが続くと思っていたプリザーブドフラワー。
なんて経験はありませんか?
プリザーブドフラワーは通常3~5年ほど美しい状態が続くと言われています。
ですが、それは正しく管理すればの話。
1年でダメになってしまうこともあれば、10年近く美しいままということもあります。
その違いは、湿度と日光です。
決して安くはないプリザーブドフラワー、たった1年ぽっきりでダメにしてしまうなんてもったいない!
正しい知識があれば、美しい姿を長くキープできるんですよ^^
今回は「プリザーブドフラワーいつまでもキレイを保つ秘訣と正しい保管方法」についてご紹介します。
プリザーブドフラワーとは?
プリザーブドフラワーとは生花に特殊加工を施し、美しいまま長期保存を可能にした花。
屋外はNG、室内観賞用のお花です。
よく、ブリザーブドフラワー とまちがわれますが、正解は プリザーブドフラワー。
Preserved=保存された
Flower=花
意味がわかれば間違いませんね^^
プリザーブドフラワーができるまで
加工手順は以下のとおり。
水揚げした新鮮な生花をA液に浸けて脱色する
脱色したら染色用のB液に浸けて色を吸い上げる
しっかり乾燥させる
市販でもプリザーブド用の加工液があるので、自分でイチから作ることも可能です。
花材専門店やホームセンター、楽天やAmazonなどネットショップからでも購入できますよ。
プリザーブドフラワーが苦手な環境
プリザーブドフラワーは丈夫な造花と違い、もともとは生のお花。
どちらかというと、ドライフラワーに近い部類です。
なので、取り扱いや保管方法にも気を配ってあげましょう。
プリザーブドフラワーが苦手な環境についてご紹介します。
苦手1.高温多湿
プリザーブドフラワーにとって一番の敵は湿度。(ドライと一緒ですね)
プリザが湿気を吸うと、花びらが透明っぽくなってしまったり、ペチャンと萎れたような状態になってしまいます。
また、吸い上げた色が垂れてくる「液だれ現象」が起こることも・・・。
梅雨時や台風シーズンなど、雨が長く続くようなときは要注意です。
苦手2.直射日光
直射日光やスポットライトが直接当たるような場所は避けましょう。
強い光は色褪せの原因になります。
窓からの光が届く場所、照明のすぐ近くなどはプリザーブドフラワーの退色を早める要因となるので注意が必要です。
苦手3.強い衝撃
プリザーブドフラワーはとてもデリケートなお花。
強い力で触れると花びらにヒビが入ったり、ポロッと壊れてしまうことがあります。
また、エアコンや扇風機の強い風が直接あたる場所も極力避けましょう。
プリザーブドフラワーの上手な飾り方・保管方法
プリザーブドフラワーを長く楽しむには、直射日光が届かない風通しのよい室内に飾るのがベスト。
保管する際は湿気がこもらないよう乾燥剤や防虫剤を入れて、除湿を心がけてください。
デリケートなプリザーブドフラワーが他のもので潰されてしまわないよう、専用ケースがあると安心です。
湿度の高い時期は、「乾燥剤を入れていったん閉まっておく」のもアリです!
プリザーブドフラワーのお手入れ方法
プリザーブドフラワーについたホコリは、毛の柔らかいハタキやメイク用ブラシなどで優しく取り払いましょう。
手でホコリを払うと、花びらを傷つけてしまったり壊れたりすることがあります。
エアダスターやドライヤーの弱風をそっとあてるのもおすすめです。
まとめ
以上、「プリザーブドフラワーいつまでもキレイを保つ秘訣と正しい保管方法」についてご紹介しました。
これでデリケートなプリザも長く楽しめるはずですよ^^
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。