【保存版】はじめての主婦起業 – 何から始めればいいかわからない人へ
フラワーアレンジメント教室やハンドメイド教室の開業・運営サポートをしていて、最近気づいたことがあります。
ホームページ制作やブログの構築、SNSの運用やAIの活用など、集客テクニック的なことはもちろんですが、
それ以前に、
パソコン業務とお金の管理をあやふやにしている人が意外と多いということ です。
■ 開業届はやっぱり出した方がいいですか?
■ 屋号はどうやって決めたらいいのですか?
■ まず何から始めればいいのか分かりません
意外と見落とされがちですが、仕事を円滑に進める上では絶対に欠かせない部分。
できるだけ早いうちに、スッキリ整えておきましょう!
教室の先生やハンドメイド作家さん向けに、事務処理と経理関係のことについて、おおまかな導入部分をまとめました。
いくつ完了してるかな?
気になる所をチェックしてみてね!
ステップ1- 屋号を決める
個人事業主として仕事を始めるなら、まずは「屋号」を決めましょう。
開業届、アカウント登録、アイコン作成など、何ごとも屋号がないと先に進めません。
走り出してから変更するのはかなり煩わしいので、最初にしっかり考えてからつけましょう。
素敵な屋号の決め方とは?3つのポイント解説
こちらの動画で詳しく解説しています。
(所要時間:7分17秒)
読みやすく発音しやすいもの
屋号を決める際に重要なのは、その屋号が読みやすく、発音しやすいことです。
お客様に覚えてもらいやすい名前だと、認知や紹介にもつながりやすいですね。
声に出して読んでみることがポイントです。
自分だけでなく、他人が見ても読みやすいのか、発音しやすいのかは大事なことなので、いったん声に出して読んでみてくださいね。
長すぎないもの
屋号は長すぎずシンプルな方が、お客様に覚えてもらいやすいです。
長すぎたり読むのが難しい屋号は、インターネット検索時に不便ですね。
フラワーアレンジ教室だとよく、英語・フランス語・ドイツ語・オランダ語などの意味合いから屋号を決める人も多いと思いますが、
カタカナ表記にしたときに、文字数が増えすぎない言葉が理想的です。
すでに使っている人がいないもの
自分の教室にふさわしい屋号を考えたら、その屋号はすでに他の人に使われていないかを確認してください。
インターネットの検索窓に、屋号を入力して調べてみましょう。
すでに使われている場合がほとんどかもしれません。
異業種なら構いませんが、同業で同じ名前があった場合は、混同を避けるために別の屋号を考える必要があります。
ステップ2- 事業用の銀行口座を準備
趣味の延長線上で始めたであろう、そのお仕事。
家計と同じお財布(銀行口座)でやりくりしていませんか?
一緒に管理するのはとても危険ですし、会計処理が非常に面倒です。
はじめのうちは金額の出入りも少ないので、なんとか整理できるかもしれませんが、それは時間の問題。
2~3ヶ月もすれば、きっとグチャグチャです。
恥ずかしながら昔の私がそうでした 笑
家計用の銀行口座と、事業用の銀行口座は完全に分けましょう!
そうすれば、収入と支出が一目瞭然。
毎月いくら使っていくら入ってきたのか、数字を把握できます。
おすすめの銀行口座は?
銀行口座は、ネットバンクがおすすめです。
ATMに並ぶ手間も省けますし、家に居ながらアプリで振込もできますし、手数料も無料 or 格安です。
メガバンクや地方銀行のインターネットバンキングとは違うので、混同しないようにしましょう。
そして、事業用の銀行口座を会計ソフトに連携させておくと、更に便利に使えます。
連携については、ステップ6で紹介しますね。
ステップ3- 事業用のクレジットカードを用意
クレジットカードも同様です。
家計の支払いに使うクレカと、事業の支払いに使うクレカは別々にしましょう。
事業用のクレジットカードは”1枚に集約”し、経費になるものはすべてそのカードで支払います。
クレジットカード会社はどこでも構いません。
銀行口座同様、事業用のクレジットカードを会計ソフトに連携させておくと、毎回帳簿付けをしなくて済むので、業務効率化に繋がります。
ステップ4- 自分専用のパソコンを持つ
よもや、スマホやタブレットだけで仕事をしようという人はいないと思いますが、
パソコンも新しいものを用意しましょう。
8年前、10年前のパソコンではダメです。
さすがにそれは”化石”だわ・・・
WindowsでもMacでもいいので、家族と共用ではなく自分専用のパソコンを持ちましょう!
インターネット上のさまざまなサービスを使って仕事をする現代、どんな業種でもウェブサービスを使わない日はありません。
SNS運用、動画視聴、調べ物、ショッピング、予約をする、勉強をする・・・すべてインターネットの恩恵に預かっています。
私たち個人事業主は、サービスの提供側に回る場合が多いですね。
サービス提供側が、
・スマホ1台で
・タブレットでなんとか
・化石パソコンで必死に
なーんていうのは論外(笑)
武器を持たずして戦うのと同じです。
自分専用の古くないパソコン(目安:5年以内)をちゃんと装備して、必要最低限のPCスキルも身につけておきましょう。
ステップ5- 収支管理表をつける
Excelやスプレッドシートで、収支管理表をつけましょう。
収入と支出を、日付・用途・金額と共に記録しておきます。
実際にはそこに手数料がかかったり、場所代が発生したりすることもあるでしょう。
正式な会計とは多少ズレが生じるのですが、それで構いません。
収支管理表をつけずに、家計のお財布(口座)からなんとなく出して、なんとなく戻して・・・ではいけないのですね。
ちなみに正式な数字は、会計ソフトと連携しておくと自動計算されるので安心です。
最初の1~2年は数字を追わなくていい
「稼ぐ力」は、時間がかかるものです。
個人事業主になって初めの1~2年は、赤字続きが当たり前。
会社員に例えると分かりやすいのですが、入社したばかりの新入社員、バリバリ結果を出せますか?売上に貢献できますか?
できないですよね。
まだ稼げないのにも関わらず、会社からお給料をいただき、ありがたいことに研修費なども出していただけるじゃないですか。
それは、会社があなたの成長に期待してくれているから です。
個人事業主の場合は、自分でそこを乗り越えていかねばなりません。
新入社員同様、開業1~2年はまだお試し期間なので、数字を追いたいけど追えるフェーズではないと私は思います。
とは言え、
・ママのお教室ごっこ
・ハンドメイド作家ごっこ
・キラキラ起業家ごっこ
と見られるのは、悔しいじゃないですか。(趣味なら話は別)
「3年後には必ず黒字転換させてみせる!」と決めて頑張りましょう。
そのうち、収支管理表をつけるのが楽しくなると思いますよ♪
ステップ6- クラウド会計ソフトを導入する
か、会計ソフト!?
苦手だから嫌だな~
わかります。
実は私も苦手でした。
だから、得意な人に頼ったよ^^
教室の先生やハンドメイド作家さん達が、ここで離脱しそうですが・・・。
ちょっと待って!
一度がんばって導入できると、後がラクですよ。
事業用の銀行口座、クレジットカード、主な取引先、決済サービスなどをクラウド会計に連携させておきましょう。
いちいち手入力する手間が省けますし、入力ミスや入力漏れなどもなくなります。
minneやCreemaなどのネットショップも紐付けOK。
毎月一回、クラウド会計にアクセスし帳簿をチェックしておけば、3月の確定申告もスムーズです。
年明け2月を迎える頃に、
そろそろ確定申告やらなくちゃ
あれっ?レシートがないっ!
まじ面倒くさいんだけどー 泣
というモヤモヤ期間から解放されます。
ちなみに私は、クラウド会計の導入をどうしたら良いのかよく分からなかったので、外注さんに単発でお願いしました。
苦手は人に頼る!
払うべきところには払った方が早いと考えるタイプです。
ただしこの場合は、信頼のおける人に自己責任で相談しましょうね。
※サロンドエフ会員の方は、私に聞いてもらって大丈夫ですよ^^
▼花・ハンドメイドを仕事にしている女性が集まるコミュニティ【随時募集中】
まとめ
・作ることだけに集中したい
・教えることだけに集中したい
そんな理想とは裏腹に、個人事業主はすべての業務を自分一人でこなさなければならないのが現実です。
集客ノウハウやテクニックを知る以前に、事務回りやお金の流れ、パソコンデータの整理と管理など、基本的なポイントを押さえることは、時間を生みだすことに繋がると感じました。
大枠をまとめると、
2.事業用銀行口座を作る
3.事業用クレジットカードを作る
4.自分専用のパソコンを持つ
5.収支管理表をつける
6.クラウド会計ソフトを導入する
「ここが抜けてた!」という方がいたら、参考にしていただけると嬉しいです。
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